* * I’m gonna hold you ’til your hurt is gone. * -   * * - ndex
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放課後、お腹も空いてるし


購買が締まる前に、何か美味しいものを買おうと思って


全速力で廊下を走る。


……そう言えば、政宗先輩とチカ先輩にはじめて


あった時も丁度こんな感じで購買に走ってたっけ。



― 不良コンビ+α ―





あれは去年の春だったかな。


確かここ等辺でかすがと謙信先生に合ったんだよね。






「あ、


「かすが!と謙信先生!」


「どうした、そんなに急いで」


「購買行こうと思って!じゃあまた明日ね!」


「あぁ」


「きをつけてかえりなさい」


「はいっ」





心なしかピンクの薔薇が飛び散っている


2人を追い越して階段を駆け下りる。


あとはすぐソコの角を曲がれば…






ドンッ






「痛ッ!」


「イッテェな!どこに目ぇつけてんだこの田舎モンがよォ!!」


「すっすいません!!」


「チカ!買ってきてやったぜ。これで貸しはチャラだな」


「あぁ?」


「ん?何してんだ?喧嘩なら俺も……Oh、ははっ、可愛いねぇアンタ!今日暇?」


「は…?」






私がぶつかった銀髪に赤紫の眼帯の人に


購買の戦利品を押しつけて、茶髪に隻眼の人、


もとい伊達政宗先輩は興味津々って感じでそう言った。


あのタラシだって言う噂はあながち間違いではなかったらしい。







「おっと、アンタがあまりにもCuteだから忘れてたゼ。


俺は政宗。伊達政宗だ。


で、こいつはもと・・・・・・…あー長ぇからチカでいいぜ」


「お前今俺の名前忘れただろ?」


「で、アンタ名前は?」


です」


「Ah…?どっかで聞いた事あるな…」


「あの、私購買に行きたいんですけど」






少し身体を横にずらして、購買の様子を伺うと


すでにオバちゃんが売上の清算を始めていた。


焦る私を見て、政宗先輩がにやりと笑う。






「残念だな、俺が買ったのでLastだ」


「え!?」






オバちゃんから視線を政宗先輩達に戻すと


元親先輩は今まさに戦利品のパンを食していた最中だった。






「……食うか?」


「え、でも、食べかけの奴貰っても…」


「ンな事しねぇよ!!この田舎モンが!」


「わわ!!ごめんなさいッ!!」






思いっきり怒鳴られて縮こまっている私に


元親先輩は恐らく政宗先輩の分であろうパンを投げた。






「別に良いだろ?」


「あぁ、可愛い子にやるんなら全然かまわねぇよ」


「えっ?あ、ありがとうございます・・・」


「食べすぎはよくないぜ?


…っと時間がヤベーな。、今度2人で遊びに行こうぜ。じゃあな」


「あ、ハイ、また…」






2人が去った後、疑っていた訳ではないけれど


そっと購買を覗いてみたら


本当に食べ物の類は全て売りきれてしまっていた。


また今度あったらお礼言わなきゃ。







「チョコパン?政宗先輩って…意外に甘党?」









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政宗あんまり英語喋ってない!
てかすんごい軽そう(笑




モドル