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Life is not worth living without you.
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I
ndex
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「あ、それ美味しそう」
「飲む?」
「うん、頂戴」
それはいつも通り、宗ちゃんの家に遊びに行った時の事。
何気なく、宗ちゃんが飲んでたジュースを貰っただけなのに
おばさんが楽しそうな顔で言ったんだ。
「あら、貴方達もうそんな仲になったのね」
って…。
― いつからなの? ―
「吹くなよ!」
「だ、っておばさんが…!!って居ないし!!」
さっきまで後ろのソファに座ってたはずなのに一体何処へ!?
って言うか「そんな仲」ってどんな仲の事言ってるんだろ…。
まさかとは思うけど……
「おばさん、気付いた…?」
「ありえるかもね」
「え!どうしよう!!」
「それはそれで良いんじゃない?」
「…宗ちゃんは随分と冷静だね」
「だって親公認って良くない?」
「良くないッ!」
親公認なんて恥ずかしいったらないよ!!
絶対毎日、根掘り葉掘り色んな事聞かれるんだ……。
宗ちゃんが相手なら尚更そう。
小さい頃は〜、から始まって延々とネタにされるに決まってる!
ああもう、考えただけで嫌だ!
「良いと思うけどなー。だってさ、コソコソしなくて良くなるじゃん」
「元からコソコソしてないじゃん?堂々と一緒に出かけるし」
「そうじゃなくて…」
茶を濁されて、ふと気がつく。
そうか…そっちか……。
「でも、それはやらなくても良い事だし…」
「え。ヤダよ」
「嫌なのかよッ」
そうでした。健全そうに見えても立派な思春期のオトコノコですものね。
だけど、ソレに犠牲になる義理はないッ!!
「母さんがさ」
「うん?」
「早く孫の顔が見たいって」
「はィ!!?ちょっと気が早いんじゃない……??ってかソレって気付いてるって事だよね!?」
「うん、そうだね」
「そうだねって…笑ってる場合じゃないでしょ――!!!」
うわぁぁ!もうどうしよう!!
「おばさんが知ってる=ウチの親も知ってる」
もうどんな顔して家に帰ればイイのかわかんない。
頼りの宗ちゃんは裕著にジュースなんか飲んじゃってるしさ。
「何時から気付いてたの?」
「数週間前かな?帰ってくるなりイキナリ聞かれてさ」
「な、何て?」
「何時からなの?って」
「そう…」
「これでもに教えるべきかずっと悩んでたんだよ」
ふとテレビを見ると、さっきまで見ていた映画はかなり話が進んで
すでに解らないくらいだった。
興味が失せて、電源を切った。
「…お風呂入りたいな」
「一緒に入る?」
「あ、何その顔!面白がってるでしょ?」
「さぁね?着替え持ってくる」
「私のもね!」
はいはい、と笑いながら2階へと登って行く姿を見届けて
私は階段下で待ちぼうけ。
宗ちゃんが着替えに、って持ってきてくれたのは
いつぞやの私の忘れ物の服。
「ほんとに一緒に入る気?」
「え、マジでその気だった?」
「………」
「…が嫌じゃないなら良いんだけどさ」
「折角親公認になった訳だし、今日だけ記念にね」
何するか解らないよ、と言う警告を笑って流した。
おばさんも居ないみたいだし、いいかなって。
「宗ちゃん。改めまして、よろしくお願いします」
「うん、よろしく」
自分で言っておきながら、何だか恥ずかしくて笑いが込み上げてきた。
私の笑いが伝染して、2人でクスクス笑いながら廊下を歩く。
くすぐったいけど嬉しい。
幸せ。
これからもずっと変わる事無く続いて行けますように。
そう願いながら脱衣所の扉を閉めた。
終。
落ちなかった(爆)
しかも神さんの性格が少し違う気がしないでもない。キャーごめんなさいぃー!
続きも気が向いたら書きます。エロだけどね!
モドル