* * Life is not worth living without you. * -   * * - ndex
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人生ってさ、そう良い事ばかりは続かないモンなんだよね。


俺の喜び返せコノヤロー





― かけっこ ―





十字路にさしかかった頃、が急に足を止めたから


何かと思って見てみれば、右を指差して







「私こっちなんだ〜」







って笑ってた。







ん家って自営業?」







派手な店(歓楽街ともいう)が建ち並ぶ道に入っていこうとするから


ついバカな事を口走った俺。


そんなワケあるかっーの。







「違うよ!この道って駅への近道なんだ」


「あー…・駅ね…」







もしかしたら近所かも、とか思ってたから


この落胆はカナリ大きい。


まぁ、絶対表には出さないけど。








「じゃあ駅までついてってやるよ」


「ほんと?ありがと」







…お、なんだ?


何か素直じゃないか?


絶対、「え、いいよいいよ!」とか言われると思ったんだけど。







「いつもこんな所通ってるのか?」


「うん。バイトの時は」


「危ないじゃん」


「うーん…大丈夫だよ」


「大丈夫じゃねーよ」







だってさ、どっからどー見ても怪しい大人ばっかで、


俺達明かに浮いてんじゃん。


ほら、あのオッサンなんて援交申しこんでる。







「バイト終るのって何時もこの時間なわけ?」


「うん…大体」


「じゃあさ、毎日って訳はいかねーけど、一緒帰らねぇ?


俺も家帰るのって大体この時間だし」


「……いいの?」


「いいの」


「ふふ、ありがと」


「嬉しそうじゃん」


「嬉しいんだもん」







学校出る時にメールするから、って理由つけて


携帯の番号を聞いた。


別れたらさっそくメールしてみるかな。







「じゃあ……今日はありがとね」


「いいって。気をつけて帰れよ」


「藤真くんも気をつけてね!」


「おぉ。じゃ、また明日学校でな」







バイバイ、と手を振って改札を通る姿を見送って


ニヤけそうになるのを必死に堪えて急いで家路についた。
















どんなに美形でも1人でニヤけてたら恐いですよね。

今回は頑張った彼に拍手喝采!(パチパチパチ)



モドル