* * I love you more than life itself.
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* - * * - Index
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「やぁーめぇーてぇぇぇ」
「えぇやんかーラブラブしたい言うたのはやろー」
「頬擦りしてとは言ってないしせめて場所をわきまえてぇぇぇ」
「せやかて可愛いんやもーん。俺我慢でけへんわぁ」
「もーん!じゃない!ばかっ」
「あいたッ!」
マドリッドの中心で愛を叫ぶ
「遅刻はするわ、町中で抱きつくわ!もう、余計な注目集めちゃったじゃない」
シエスタ突入のこの時間。
とくに行く場所もないので公園のベンチで未だ反省の色が見えないアントーニョについついお説教をしてしまう私。
「そんならももー少しゆっくり来たらえぇんやで」
「いや、日本人に遅刻は有り得ませんから。基本は五分前行動で」
「へぇ〜、疲れへんの?」
「うん、まあ、疲れる」
「そんならゆっくりしたらえぇやんか。ここは日本じゃない、スペインや!」
郷に入れば郷に従えってな。
日本の諺スバラシイ!
そう言って笑うアントーニョ。怒られている自覚は全くないようだ。
「もう…仕方ないなあ」
「え?なに?許してくれる?」
「許してあげる。怒ってるのがバカらしくなったわ」
それに、スペインの短い春をこんな風に怒って過ごすのも勿体ないような気がして。
「じゃ、いこか」
「ん?どこに?」
「どっか。折角やもん、ラブラブデートしよ?な?」
スペインのえぇとこ一杯みせたるでぇ、
何て貴方が笑うからつられて私も笑顔になる。
「お、やっと笑った」
「え?」
「いやーさっきから怒った顔しか見せてくれへんかったやろ?もう俺ドキドキ!」
「ご、ごめん」
「えぇって。遅刻した俺が悪いんやし。さ、いこか」
「うん!」
差し出された手を取って、指をからめて。
あー、なんて幸せなんだろう。
ラブラブしたい?
そんな事、今更お願いするような事じゃないでしょ。
だってもうすでにラブラブだもん。
End
親分・・・大好きだけど生粋の東北人には難しい口調でもあります。
スーさんの方が楽でいいな。笑
アントーニョは痛いくらいに愛してくれそうでいいなあ。
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