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I’m gonna hold you ’til your hurt is gone.
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I
ndex
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冷たい鎧を身に纏い、腰に刀を差す。
出陣間近で緊迫した城の雰囲気とは反対に
彼は愉しそうに笑った。
― Sweet? ―
私達の居るココはとても穏か。
触れるでもなく、一定の距離を保ったまま
私達は笑顔交じりに何時もと変わらない会話を交わす。
笑う時にゆっくりと上がる口元や、髪を弄る仕草。
その全てを目に焼き付けるように
互いに目を逸らさない。
会話の内容なんてどうでもいいの。
ただ少しでも長くアナタを見ていたいだけ。
だけどもう時間みたい。
外からアナタを呼ぶ声が聞こえてきた。
「帰ってきたら一発ヤらせてくれよ」
「…殿らしいお言葉ですこと」
「YesとNo、どっちだ?」
「お好きなほうに解釈してくださって構いませんわ」
「なら、Yesだ」
「やっぱり?」
ふ、と互いに小さく笑いながら、顔を近づけ軽く口付ける。
唇が離れる度に強くなる「触れたい」と想う思いを
無理やり心の奥に押しこめた。
きっと今アナタに触れたら私は涙を流してしまうでしょう。
だから、アナタに触れようとする右手を左手でそっと押さえつけた。
唇を離しても尚、訳の解らない笑いを押さえきれずに
私は小さく肩を振るわせた。
きっとアナタも同じ気持ちなんでしょう?
だって今のアナタは子供みたいな顔で笑ってる。
「そろそろ行くか。、兜を持て」
「はい」
部屋を出てからの殿は私の知らない顔をしていた。
戦国を生きる武士の顔とでも言うのだろうか。
城という狭い世界しか知らない私には上手く言い表す術はないけれど、
その見るものを圧倒するような雰囲気に
私も他の兵達と同様に次第に飲まれていく。
「どうか、ご武運を」
別れ際、僅かに降り返ったアナタにそう告げて
大軍に消えていく姿を見送った。
自軍の軍勢が完全に見えなくなるまで、
私はその場を離れず、ただ皆の……アナタの無事を願った。
最愛の人に、どうか加護よあれ。
End
綴り打ち間違ってました・・・スイマセン;;
モドル