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Life is not worth living without you.
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I
ndex
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気がついたら俺は何時もリードされっぱなし。
これはちょっと男としてマズくねぇか?
今日こそは俺も男を見せてやるぜ!
― 特別 ―
って思ったはずなんだけど、また俺の言うままに動いてねぇか?
これじゃあ彼氏っーよりアッシー君みてぇだ。
カッコワリィ
根性みせろよ、俺
「っーかよ、そろそろ指輪見に行こうぜ」
「あっそうだね〜」
今日はと付き合いはじめてそろそろ3ヶ月くらいになるのに
なんっーの?そういう指輪とか?
ソレ系の物買ってやってねぇなと思って買いに来た。
って言ってもお互い金ねぇから雑貨屋だけど。
「ペアリングって結構種類少ねぇのな…」
「そうだね…」
「お、でもコレとか良いな」
「…ちょっとゴツくない?」
「そ、そーか。じゃあこっちはどうだ?」
「うーん…」
「これとか超シンプルじゃねぇ?細いけど」
「うん、少し女性向けだよね〜」
ほらほら!!
なんか何時もと立場逆転な感じしねぇ?
微妙な返事ばっか返ってきてるけどよ。
「ねぇミッチー」
「あ?」
「あたし実はね……」
「おい何処行くんだよ?」
床に置いていた荷物を手にとって、
突然指輪コーナーの反対側へと歩いていったを追いかけた。
「あたし指輪よりコッチが良いな〜」
「……」
………は?首輪?メリケンサック?
オイオイ勘弁してくれよ……。
「ちょっと!そっちじゃなくてコレ!!ネックレス!」
「はッ…良かった…」
「どーして記念に首輪なのよ…」
「ったく…紛らわしいモン置いてんじゃねぇよ」
「いや、フツー間違えないから」
そりゃそうだな。
って、納得してる場合じゃねぇし!
「ミッチーにはこれとか似合うんじゃないかな?」
ジャラッ、と音がしそうな太い鎖の、南京錠…
おぃおぃ、そりゃ何のプレーだよ?
「お前良い趣味してるよな…」
「うわ!これ高ッ!3000円以上もすんの!?いらなーい」
「安かったら買う気だったのかよ?」
「ミッチーがつけるって言うなら考えたかな?」
「そりゃねぇな。どーせなら…」
「あたしは付けないからね?」
「わーってるよ!」
チクショウ、なんて心の中で軽く舌打ちすると、
ようやくが普通のネックレスを選びはじめた。
「なぁ、なんで指輪は駄目なんだ?」
「駄目って事は無いけど……なんか普通じゃん」
「良いじゃねーか」
「だってみんな指輪するじゃん。
人と違う事してる方が特別な気がするし…。指輪の方がよかった?」
「別にどっちだってかまわねェよ」
「よかった」
つまり……なんだ。
は俺に「特別」を求めてるっー事か?
嬉しいな、ソレ…。
「それに、この間友達が先生に彼氏との指輪没収されててさ〜。
あたしそんなの絶対イヤだもん!でも毎日付けたいじゃない?」
「っーか毎日付けねェと許さねーし」
「そう言うと思った!」
「お前だってそう言うだろ?」
「まぁね。試合の時とかは別だけど、何時もしてて欲しいもん」
こういう時、お互いの独占欲の強さを思い知る。
多分、俺がそうみたいに、も俺が他の女と話してると気になるんだろうな。
いや、気になるっーか半分相手に殺意かも。
「あ、コレなんかどう?」
「おお。イイんじゃね?」
「じゃあ決まり?」
「だな」
が付けるには少しゴツイ気がするそれは
多分アイツなりに「俺」基準で選んだんだと思う。
だってマジで、半分男向けだし。
細い首から下がってるお揃いのモノ。
普通に話しをしていても、
白い肌の上でキラリと光るゴツめの物にどうしても目が行く。
なんでだろうな…指輪よりソソるもんがあるのは。
「明日から絶対付けてきてね!!」
「お前もな」
「勿論だよ。愛する貴方から貰った物だもの」
「愛……ってオイ…」
くそ、なんでコイツは普通にンな事が言えんだよ…!
しかもその「言えるモンなら言ってみろ」っー目がムカつくぜ。
可愛いけど。
くそ…!
「ミッチー」
「ア?」
「 へ た れ 」
「ンだと!!」
「じゃ、また明日ね!」
「ッおい!あ゛―――……クソッ!」
今日こそはって思ったのに今日もまたコレかよ!!
明日だ明日!!
明日こそはしっかり根性見せろよ俺!!
End
神さんのお話のミッチーver
ヘタレみっちーです。うちのミッチーはヘタレです(笑)
彼は愛だの恋だの言えなさそうな感じがします。
夜は言えるんだろうにな。何
てゆか高校はアクセ禁止ですよね?・・・湘北では禁止って事で!!(逃)
モドル