* * I love you more than life itself. * -   * * - ndex
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「ねぇアーサー?」


「なんだ?」


「もし俺がもっと君とLoveLoveしたいって言ったらどうする?」


「ぶッ!?」





思わず飲んでいた紅茶を吐き出すアーサー。

あまりにも苦しそうにむせるから軽く背中を叩いてやる。




「汚いなあ」

「誰のせいだよ!っーかイテェ!もっと優しく、ってゆうか、力加減をだな…」

「ははは、何で男相手に力加減が必要なんだい?」

「………はぁ。もういい」




教育の仕方を間違ったか?と思うアーサー。

そんな彼の気持ち等解るはずのないアルフレッドは

溜息を吐くアーサーを見て頭上に疑問符を浮かべている。




「あぁ、そんなことより!君はどうするんだい?」

「なにがだよ」

「何って?聞いてなかったのかい?
もし俺が君ともっとラブラブしたいって言ったら君はどうするか、って言ったんだけど」

「し………知るかンなもん!バッカじゃねーの!」

「もう、素直じゃないなぁ」





もう飲み終わったのかティーセットをガチャガチャと乱暴に扱いながら

キッチンへと持っていくアーサー。





「ちょっとアーサー?俺まだ飲み終わってないよ?」

「知るかばぁか。飲まない奴が悪い」

「……全く。酷いなぁ君は。料理はまずいし」

「な…!それは関係ないだろ!」

「あ、一応自覚はあるんだ?」

「そ、そんな訳あるか。大体お前、小さいときは美味い美味いって食べてたじゃねーか」

「そりゃあ君の家の味しか知らなかったからね」

「大体お前のとこの料理も酷いよな。デカけりゃいい的なさ」

「そうかい?美味しいぞ、ハンバーガー」

「ハイハイ。そんなのばっか食ってるから太るんだぞ」





そう言って俺の腹に軽くパンチするアーサー





「言っておくけど、これは脂肪じゃなくて筋肉なんだぞ!」

「いいからそんなものは止めて、もっと体に良いものを食え。でないと本格的に太るぞ」

「酷いなあ」




頭を掻きながら苦笑するアルフレッドだったが、

ふとアーサーと目が合うと悪戯っぽい笑みを浮かべた。

今度はアーサーが頭に疑問符を浮かべる番だ。



「でもね、アーサー。俺、ハンバーガーよりも君の方が美味しくて好きだよ。
だからハンバーガーはやめられても君だけはやめられそうにないな」

「お、ぉま……!」





面白いなぁ。

見る見る内に顔が赤くなっていく。





「あ!どこ行くんだよアーサー!」

「うるせぇ、お前の居ないところだよ!」

「なんだよーラブラブしてくれないのかい?」

「しねぇ!ぜーったいしないからな!絶対にだ!」





俺が呼び止めるも、もはや完全に暴走してしまった彼が聞くはずもなく、

真っ赤な顔をして部屋を飛び出していった。





「全く、素直じゃないなぁ。まあそこが可愛いんだけど」





数分後、書斎で真っ赤な顔で頭を抱えているアーサーを

俺が発見する事になるが、それはまた別の話。

なぜって?ここから先は大人のヒーロータイムだからさ!




おしまい