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Life is not worth living without you.
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I
ndex
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文字を書く手を止めて、窓の外を見ると雪が降っていた。
ベランダの手すりに薄く積もる雪を見て、
「帰るのメンドクセェー」
とノブが言った。
― Your assistance ―
「雪凄いね」
「だなー。窓閉めねぇの?」
「うーん…勉強してたら暑くなっちゃってさ」
「身体冷える前に風邪引くんじゃねぇ?俺が」
「ノブが?有り得ないって!ノブくらい健康な人ってそうそう居ないと思うよ」
「バカ、天才は繊細なんだよ」
ノブの言葉を右から左に流して、は笑いながら窓を閉めた。
机上の教科書は風の所為で、さっきとページが変わっていた。
「入試まであと1ヶ月か――……長いような短いような」
黒板に書かれている高校入試までのカウントダウンを見ても
イマイチ入試、って言う実感がわかなくて、
ただ早くこの勉強だらけの時間が過ぎればイイのに、ってそんな事ばっかり考えてしまう。
「春になったら俺達も高校生か〜!早ぇよなー」
「ほんとだよねー。あっ、でも私の場合ホントに高校生になれるのか、って言うのが問題かも」
「なに言ってんだよ!お前がなれない訳ねーだろ!」
「そうだよねーノブでも高校生になれるんだもんね!」
「どーゆー意味だよッ」
多分、私に「入試」って言う実感があんまりわかないのは、
ノブの進路が決まっているからかもしれない。
コイツが余りにもいつもと変わらないから。
そして何よりも…・・・
「ね、海南ってどんな所だった?行ってるんでしょ、練習」
「どんなってなぁ……何かスゲー人達がいっぱい居た」
「そうじゃなくて、学校の様子とかさ!」
「ンな事言われても俺体育館しか行ってねーし……
…ってお前もしかして、手抜いて公立落ちるつもりなんじゃねーだろうな!?」
ノブが身を乗り出した弾みに筆箱が下に落ちて、中身が床の上に散らばった。
「なに必死になってるのよ」
「ゴメン」
落とした分を全て筆箱に戻して、ノブは少しバツが悪そうに言った。
「だってお前さぁ、折角頭イイんだし勿体ねぇじゃん?
俺、死んだってそんな頭イイ所行けない自信あるぞ」
「そんな事ないと思うけど…」
「いーや!!俺の頭でと同じ所に行けると思うてか?」
「うーん……頑張れば…行ける…カモ??」
「あぁうん、別にムリって言ったって怒らね―から」
その言葉にクスッ、とが笑う。
すべり止めのつもりで、海南を受けて合格して。
もしかしたら高校もノブと同じ所に行けるかもしれないって思うと
親に申し訳なく思いながらも、他の学校に行きたくないって思っている私が居る。
だからきっと「入試」って言う実感があんまり無いんだと思う。
「やっと一緒に居られる時間が出来たのにね」
「あ?」
「別々の高校入ったら、全然会えなくなるんだよね」
「…」
「寂しくなるな…」
静まり返った教室に微かに聞こえるストーブの音。
互いに視線を逸らしての気まずい沈黙が痛い。
なんか、私ノブを責めてるみたい。
別にそんなつもりは無かったのに。
「試合とか…見に行くから」
「…おう」
「まぁ、公立に合格したらの話だけどね!」
「ばーか。受かるに決まってんだろ!!」
「・・・ありがと。私頑張るね!」
「おー頑張れ。手抜いてコッチ来たら許さねーからな」
「あはは、肝に銘じておくよ」
ノブと同じ学校に行きたい気持ちは変わらないけど
ノブが応援してくれるなら、やれるだけやってみようかな。
「よーし!頑張るぞー!!何時まで付き合ってくれる?」
「いつまででも付き合ってやるよ」
END
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猩さんリクエスト。
中途半端な気がしてなりません・・・。
激しくスランプなんですゴメンナサイ!(なら書くな)
受験生の皆さん!受験頑張って下さい!!
モドル