* * I love you more than life itself.
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「なーティア。問15の答えどうなったー?」
「15?ちょっと待ってね。・・・・・・Aって書いたわ」
「え?それBじゃねぇの?」
少し離れた所からガイがツッコミを入れた事から自体は大きく急変した。
なぜ答えがAなのかとティアが考えを述べ始め、
ガイがそれを否定してBになる根拠を述べはじめた。
ルークは2人の言う理由を理解しようとするが、
それが無謀な事だと悟るのにはそう長い時間は掛からなかった。
― 5日間のスクールライフ ―
「なんかよく解かんねぇ。なあ、はどうなった?・・・・・・?」
後ろを振り返り、の方に視線を投げかけると机に突っ伏して
気持ちよさそうに眠っている姿が目に飛び込んできた。
きっと、こんなに煩くても起きないってことは前の時間から寝てたんだろうなと思う。
次はジェイドの授業だから起こしてやらないとマズイよなぁ・・・
「!起きろ〜」
「・・・ぁ?」
「宿題、やった?」
「しくだい・・・・なにそれ食べれる?」
「おいおい、しっかりしてくれよ」
寝ぼけているの頭をガイが教科書で引っぱたく。
叩きついでに「ジェイドのだよ」と付け加えて。
ガバッと顔を上げたの顔がたちまち蒼白になっていく。
「宿題なんて知らねぇぇええ!いつ出た?その時あたし居た?!」
「居たでしょう。先生に怒られたの、忘れたの?」
ティアが呆れた、と付け足すと慌ててが否定する。
「あの時は、その・・覚えてるけど、宿題?」
「一番最後に渡されたプリントよ」
「知らない・・・・そういえばルークから貰ってないプリントあったよね?」
ルークが机に手を突っ込むと、ガサッと音がした。
多分机の中はカオスだ。
ぐしゃぐしゃに丸まった状態で救出されたプリントを
ルークは手で一生懸命引き伸ばすと、気まずそうに笑ってに渡した。
「はは、これだ」
「オイ・・・」
「はは・・・悪い・・・」
「えーと?全部で・・・20問もあんの!!!?」
ガクッとうな垂れて声にならない声を上げる。
宿題をやってこないなんて、そんな恐ろしいことをあの人の授業で出来るわけがないのは
が一番身に染みてわかっている事でもあり
「可哀想」とティアが小さく呟いた。
「昼休み全部使えば間に合うんじゃない?」
「あと30分しかないぜ?しかもまだ飯食ってねぇだろ?あ、わかった!同時進行だ!」
「できるかっ!!」
「だよなぁ〜」
けらけら笑うルークに非難の目を向けて突っ込む。
そこに神様が救いの手を差し伸べた。
「どーしても間に合わねぇ時は手伝ってやるよ」
「ガイッ・・・!」
「タダじゃねーけどな」
「何でも奢るし!サンキュー!!」
「でも限界まで自力でやんだぜ?
俺、お前みたいな突拍子もない間違い思いつかねぇしさ」
「・・・・・・」
「ま、がんばんな」
「うーん、惜しいですね」
「・・・」
プリントを先生に差し出すと突然その言葉。
冷や汗を流しながらは彼の次の言葉を待つ。
「途中まではいいんですが・・・これはあなたの字じゃないですね。そうですよね、ガ・イ・く・ん(ハァト)」
「いや、それは・・・・・・・えーと、スミマセン」
「今回は見逃して差し上げますが、あまり私を見くびらないでくださいね」
にこ、といつも以上に笑って見せるジェイド。
背中に変な汗をかいたのはきっととガイだけじゃないはず。
この人の前で不正を働こう何て、無謀だったわ・・・。
おわり。
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ジェイド出しましたよ!希望には添えたかな?
以下のお題はTOA以外でやろうかな・・・?
モドル
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