*
*
I love you more than life itself.
* - * * -
I
ndex
*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*・,,・*
*
*
「次の授業ってジャージ必要だっけ?」
「今日の武術は実技の日だぜ!」
「やったー!」
とルークが両腕を振り上げながら嬉しそうに言うとガイが苦笑した。
と、彼は教室の入り口に見慣れたブロンドを見つける。
「ナタリア?」
「ああ、探しましたわ!ほら、アッシュ!貴方いつまでそうしてるつもりなの?」
「俺に指図するな!」
「わーアッシュだー!懐かしいー!」
「くっつくな!!!懐かしがるな!」
無理矢理ナタリアに引っ張られてここまで連れてこられた挙句、
に抱きつかれてアッシュはイライラを隠そうともせずに
2人を力ずくで引き離した。
― 5日間のスクールライフ ―
「確か、貴方達のクラスは次は座学でしたわよね?」
「え、武術だろ?」
「だよね?」
「そんな筈はありませんわ。今日はヴァン先生はお休みですもの」
「「えーーーっ!?」」
悲痛なルークとの叫びにアッシュは煩そうに顔を歪め
踵を返そうとするが、ナタリアの素早い反応でそれは阻止される。
「と言う事でルーク、体育着貸していただけないかしら?」
「え、なんで俺なんだ?お前が着るならので良いんじゃないのか?」
「それは・・・」
「あ、もしかして・・・?」
ナタリアの言わんとした事が解かったガイが意外そうな表情でアッシュをみる。
目が合った瞬間ふい、と視線を外されガイは思わず叫んでしまう。
「ああ!?うるせぇんだよ屑!」
「ありえねぇだろ!・・・いや、マジか・・・!へぇぇぇ〜」
「どーしたんだよ、ガイー?」
叫んだかと思えば次は笑い出したガイに混乱するルークだったが
事情を把握したらしいが口元を手で押さえながら
顎でアッシュを指すと、流石に事情を飲み込んだらしいルークが驚きに目を見開いた。
「お前も忘れ物とかするんだなー」
「な!勘違いするなレプリカ!忘れたんじゃねぇ、置いてきたんだ!!」
「はいはい、俺のでよければ貸してやるよ」
「余計な事するんじゃねぇ屑が!!」
「はいはい」
「ありがとうルーク。さ、行きますわよ」
まだ何事か弁解しているアッシュを来た時同様、
無理矢理引っ張って連れ帰るナタリア。
3人は2人の姿が見えなくなるまで見送った。
「なんか、アッシュっぽくなかったね」
「なぁ、わざわざナタリアが言いに来る必要あったか?」
「そりゃお前・・・大方、ジャージ忘れてサボろうとしてた所を ナタリアに見つかったんだろうよ」
「うわ、ご愁傷様」
その後。
胸に「ルーク」と書かれたジャージを着て授業に強制参加させられていた
アッシュの姿があったとかなかったとか。
おわり。
←
→
----------------------------------
「忘れたんじゃねぇ、置いてきたんだ!」っていう
低レベルな言い訳をアッシュに言わせたかった。笑
これはあるお方と話をしていた時に思いついたネタです。
低レベルな言い訳をするアッシュを軽く流すルークって面白いよね、って。
なんか、情けなくて(・∀・)ィイ!!
モドル