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I’m gonna hold you ’til your hurt is gone.
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I
ndex
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価値観とか、人生観とか、
そういうものを彼と語る日が来るなんて思いもしなかった。
でも、意外と悪くない。
― キミとボク ―
時計を見るとそろそろ日付も変わる時間帯。
だけどそんな事はすでに関係なくて、
あたし達はただお互いを理解する事に一生懸命だ。
「別にしなくてもいい事なんじゃないですか?」
「こればっかりは理屈じゃねぇんだよ」
「・・・そうかなぁ?」
政宗から借りた、ジャージの上着の中に足を入れて一定のリズムで
体を揺らしながらが首をかしげた。
時間帯が遅くなるに連れて、段々話が深みに触れるようなテーマになってきた。
今は「性について」がテーマで、
相手が相手だからかもしれないけど、男と女ではこんなにも認識が違う物なのかと思う。
「じゃあさ、女友達とHできる?」
「男女の友情には必要ないだろ?」
「えー!らしくないですね!」
「Hey、そりゃどーゆー意味だ」
「っていうか男女間には当然友情もありえるけど、
やっぱ男と女なんだし性関係は絡んでくると思うんですよね」
「そりゃそうだな」
「あれ?意外とあっさり・・・」
というかまず、政宗先輩が友情にセックスは関係ないって言ったのが
とってもとっても不思議なんだけど、ここは突っ込んじゃ駄目だよね?
「まあ、どうしても女に見えない奴って居るからな」
「ああ・・・」
そういう意味か・・・。
なんて思うと急に萎えた。でも、わからなくもない。
「実際に親しくなりすぎて〜ってのはありますよね」
「それはないな」
「え、オカシイですよそれ」
「甘いな!親しくなるからこそ女に見えてくるんだろうが!」
「えー・・・まあ、それは・・・そうかもしれませんけど。
でもそしたら何時もの彼女達は何なんですか?親しくなるには1日じゃ無理ですよね」
「寄ってくんだから仕方ねぇだろ?」
「ハイハイそーですねー」
流してんじゃねぇ。
なんて聞こえてきてるけどそれはあえて無視。
だってもう、日付は変わってる。
「寝ましょうか、先輩」
「・・・まだ12時だぜ?」
「明日も学校でしょう?早く行かないと会長にどやされますよ」
「そんなの関係ねぇ」
「あたしは関係あるんです!ほら、寝ましょう!」
根負けした彼の手を引っ張ると、いつもよりも格段に温かくて、
寝る前の人の体温に少し安心感を覚える。
「・・・なんだよ」
「んー、あったかいなって」
眠いんですか?って聞いたら頭を叩かれた。
「あ、布団って何処にあるんですか?敷かないと」
「あ?ンなモンねーよ」
「・・・じゃあ・・・もしかして・・・・・・」
「男女の友情には関係ない、だろ?」
「それは先輩だけじゃないですか・・・」
「ほら、寝るんだろ」
「う〜・・・・・・」
「ホラ」
「仕方、ないですね・・・」
なんか騙された様な気がしないでもないけど
布団の中の温かさは本物だから、今日は気にしないでおくことにしよう。
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モドル